Planner

自転車ツーリング向けのルートを作成するツールPlannerをこちらで随時試験公開していきます。ソースはgithubで公開しています。

現状は、以前こちらの記事で紹介したものを若干手直しした程度で、データの保存・エクスポートはできません。なので、実用には程遠いですが、オープンソースとオープンデータでもこの程度は簡単に実現できることは実感できると思います。あと、いろいろルート探索していると、OSM上のデータの不備が見つけることもありました(地図上は繋がっているように見えて実は切れていた、等)。当然、OSM側のデータを修正すれば、問題も解決し、OSMの品質向上にも繋がるので、自転車乗りマッパーのためのツール&サンプルコードを提供が目的のちゃりラボ的には、これで公開する価値も十分ありかなと思っています。

でも、なにげにこれからちょっと走ろうかというときに意外に便利だったりもします。レスポンス早いし、ルート選択も意外とよさげで、距離もかなり正確なので。後述する標高表示を加えれば、私の利用要件の8割以上はカバーできている感じ。

試しに修善寺から国士峠・天城峠を越えて河津に抜けるルートを探索した結果のスクリーンショットが以下です。

今後のエンハンスしたい項目は、

  • 標高表示
  • GPX等へのエクスポート機能
  • ルートの保存機能
  • カスタム地図タイルの利用
  • 統一された地図アイコン(やっぱり必要なアイコン絞れてきたら発注すべきなのかな?)

です。実は標高とカスタム地図タイルについては、自宅サーバでは実現できていますが、一般的に公開するには若干問題があるので、公開は保留しています。

  • 標高:国土地理院数値地図の利用規約の問題。申請すればいいだけのようではあるのですが、ルートのアップダウングラフの作成が測量にあたりそうなのと、ある程度公開方法が定ってからの方が申請しやすいので保留中。サークル内の利用は私的利用の範囲になるようなので、試してみたい方があればご連絡ください。
  • カスタム地図:公開用のレンタルサーバのディスク容量の問題。日本全国カバーすると最大1TB位欲しいが結構高額(ストレージは定常的にリソースを使うので仕方ないけど…)。当面対応範囲を区切るか、基本アクセスがあった地域の動的作成(徐々に増えていく)なので、見切り発車で行くかといったところ。ただ、そもそも最初にカスタムタイルを作った時に比べ、OSM本家のレンダリングの質も向上しているので、その部分もフィードバックしてから公開したいというのもあります。

参考までに自宅サーバ版のスクリーンショットを載せておきます。

[国土地理院基盤地図情報数値標高モデル利用]