ちゃりラボ始めました。

投稿者: | 2016年12月4日

自転車ツーリング向けのプランニングツールを作ろうとプロジェクトを内々に進めていたんですが、ローカルサーバ上でいろいろ試行錯誤し、作成にあたって必要な要素技術や実用化に向けての課題等も見えてきました。

簡単に言うと、「いち早く一般サービスを始めたいなら、安直にGoogleサービスを使う方がいい」です。ただ、自転車ツーリングの個別要件に対していろいろきめ細かいことをやろうとするとあきらめざるを得ない部分もあり、それを実現しようとするととても一人では手に負えないということです。

そこで、一般向けのサービスインについてはひとまず棚上げにしても、まずはOpenStreetMap(以下、OSM)ベースで要素技術を調査・整備して公開していく方が意義がありそう、と考えました。キーワードは

「自転車乗りによる自転車乗りのための地図作り」

です。

場合によっては、Googleサービス+OSMのハイブリッドで実現する方法もありそうですが、そこはやりたい人に任せて、ここでは当面OSMでの実現に拘っていこうと思います。

とはいえ、いろいろやっているうちに、とてもこのまま公開できる状況ではないので、備忘録も兼ね、一旦最初から紹介がてら各要素技術を整理しつつ、システムを再構築していこうと思い至りました(ソースはgithubにアップ予定)。

今後の大まかな段取りは以下で考えていますが、場合によっては途中で行き詰まって方向性が変わるかもしれません。

  1. Mapbox+leafletを使った地図サイト(strava&雨雲マップオーバーレイ)
  2. osrmでルート探索(自転車に特化したチューニング方法も紹介)
  3. overpassでPOI検索(応用例としてOSMのTobeImprovedマップ作成)
  4. Mapnikでカスタムマップ作成
  5. 国土地理院数値地図標高データを用いた等高線、陰影図作成(サンプル公開には許諾必要)
  6. MapsforgeでAndroidアプリ作成
  7. BluetoothリモコンでAndroidアプリの走行中操作を快適・安全に
  8. POI収集のためのandroidアプリ
  9. おまけ:Pebble上にブルベ用のコマ図を実装
  10. 今後の調査・研究テーマ

とは言ったものの、果たして最後まで完走させることができるんでしょうか…

【追記】上記に項番に該当する記事を追加したときに、記事へのリンク追加していきます。順序が変わったり、1対1に対応しない場合もありますが、基本的に元の記事の文言はいじらない方向でいきます。